プロレスから学ぶこと1

 

デビューして2年そこらの将来有望なプロレスラーが試合後突然、怪我を理由に引退を発表した。

プロレスと音楽で業界は違えど、思春期から今までプロレスの影響を多大に受けている僕にとっては決して他人事ではありません。

 

僕達はライブでプロレスラーほど身体は張れないかもしれないけど、怪我はする。

僕の喉も決して強い方ではないので、ライブが続くツアーなどではなるべく潰さないように気を使うけれども

ステージにたったらそんな事気にしてられないので、身体の至るとことを損傷しながらも巡業を続け戦い続けなくてはいけないプロレスラーと似た境遇だと思っています。

 

引退を決意したレスラーはまだ若いけど、顎の怪我の悪化でドクターストップがかかったらしい。

観ている僕のほうから見ても凄く残念だなと思うくらいだから、本人は相当悔しいだろう。

 

バンドは音楽性もパフォーマンスも全て含めて、いつまでも変わり続けていくものだと思います。

だから、ずっと同じ事がやれる保証なんてどこにもない。

だから一回、一回のライブを本当に大事にしていかなくちゃいけない。

 

こう書いてしまうと、ネガティブに聞こえててしまうかもしれないけど、決して将来への不安ではなく。

話は少し逸れるのですが、僕はBo Ningenを始める前にロンドンで灰野敬二さんのライブを見て感銘を受け、ボロボロ泣き崩れてしまった。そして同時に当時もう、50歳代半ばであった灰野さんのステージでの躍動と爆発力を目の当たりにし、それまでどこか恐れていた「若いうちにしかできない事がある」という強迫観念のようなモノから完璧に解放されました。

 

いつかのスタジオ帰りのバスで、もんちゃんにこの話をしたところ音楽以外の影響が滲み出ている音楽家は得てして強い。という話になった。

それはもちろん他の音楽からの影響の拒絶や、技術的な面での鍛錬を怠るという意味ではなく+αのお話。

プロレスは、僕にとってその一つなんだと思う。

 

本当に、一回一回が真剣勝負。

また一つ、プロレスに教えられました。

 

Taigen Kawabe

Share on Facebook